先日のブレーキトラブルの原因を調べてみました。
まずは疑わしかったワイヤーから。
フリーにして両側から動かしてみましたが…
正常時の動きが解らないので判断がいまいちよく分かりません。
スルスルって感じではありませんが、
スルスルって感じではありませんが、
普通これぐらいじゃない?って言われて納得するような感じでもあります。
でも構造見て思ったのですが、もしここだとしたら左だけって事は無いような…。
凸さんやOさんに電話して聞いても同じ意見でした。
と、いうのも現地で見た時はトレーリング側だけの減りだと思っていたのが…
リーディング側も減っていたからであります![]()

要するに前後共に戻りが悪いという事ですよね。
ちなみにこちらは右のトレーリング側。
右リーディング側。共に異常はありません。
ちなみに外したライニングは…
両方とも全体的に当たって減っておりました。
ただ、トレーリング側に関しては一部ライニングが無くなり、
ご覧のように地がドラムと接触しておりました。
ドラム内側は凸凹がかなり酷いです。さすがにこれは研磨(修正可能なレベルかは分かりませんが…)しないと無理でしょうね![]()

サイドブレーキワイヤーの線が薄くなった事で次に疑ったのがアジャスターです。
ホイールシリンダーは新品でやはり問題なし。
マスターシリンダーの異常であれば片方だけというのはおかしい。
パイプの詰まり等で減圧されない事も無いとは言えませんが可能性は極めて低い。
また、ドラシャのベアリングのガタつきもありませんでした。
で、自動調整のアジャスターなのですが…見てお分かりでしょうか?
下が問題の左側なのですが、ブラケットのような所(名称はアジャスターポールというらしいです)が大きく湾曲しておりました。
ヨコもさんも仰っておりましたが、ここが状況次第で踏む度に詰める(ライニングが開く)方向へいってしまうそうです。
なので100%これ、とは言い切れませんが、
ここが原因であった可能性は極めて高いように思います。
昨年のトラブルは片効きでも編磨耗でもありませんでしたので今回はまた別のケースだと思われます。
そもそもこの曲がった原因は何処にあるんだろ?
昨年夏以降の出来事を考えてみましたところ…
何処かの記事にも書きましたが、組んで数日後社外品で組んだライニングのスプリングリテーナーが破損し(素材が明らかに薄く強度不足でピンが貫通→バネ外れる)ライニングがドラムの中で外側に起き上がっていた事がありました。
アジャスターポールの曲がりの位置や角度とライニングの起き上がった角度を考えると何となく辻褄が合っているように思えるのですが…![]()

とりあえず叩いて戻しましたが、手でも戻るくらいの軟さですので出来れば再利用したくはありません。部販に注文しに行こうか悩んでおりましたところ…
メール中のOさんから予備があるのであげますとの嬉しいお言葉を頂きました。
やはり持つべきものはサニー友達ですね。本当に助かります![]()

ただ、貰うだけでは気が引けるので今度杉田家を奢る事で話が付きました(笑)
付属していた部品欲しさで落とした物でありましたが、ここで役に立ちました。
新聞紙に包まれたままでこの日ようやくご対面。
が、見てびっくり…アルフィンドラム
嘘です(笑)

う~ん…何故この色を選択されたのかよく分からないですね![]()

こっ恥ずかしいのでシャシーブラックで塗装いたしました…。
綺麗に洗浄して…
バックプレート6箇所にもグリスを塗り…
丁寧に組み付け。今まであまり深い事は考えずに組んでいた所ですが、
ここはエンジンなんかよりも遥かに気を遣うべき所ですよね。
エンジンは壊れても大抵どうにかなりますが、ブレーキは命に関わります。
今後は部品一つ一つの動きや役割を十分理解した上で取り組まないといけませんね![]()
