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Channel: B310サニーのブログ
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カム交換までの流れ

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ブログを休んでいた間の出来事にオプションポンプ破損と復活もありました。
だだ、これには昨年のカム交換が深く関係しておりました。
 
過去に記事にも乗せていたポンプの分解。
やる事といえばバルブのシリンダー内のペーパー掛けと。
合わせ面の面だし程度でした。
この作業後は油圧も安定しているのですが、
 
数週間でまた動きが悪くなる
      ↓
開けるとまた詰まり
      ↓
洗浄にペーパー掛け
 
これの繰り返しでありました。
という事はこれは何らかの異常が機関内に生じている以外に考えられない…。
 
結果から書きますが、原因はカムでした。
一昨年のO/H時~昨年6月の出来事です。
 
元々オプションカムの3番INには巣があったのですが、
O/H時にその状態が悪化していたんです。
でも、まだ使えるだろうと判断し、そのまま組んでしまったのが始まりでした。
 
ニューイヤー3本走り終えた後でタペット音が大きいのを感じました。
調べると3番のINだけが広がっておりました。
この時点でリフターを疑うも、これまでここの減りを経験した事も無くエンジンを割る決心まではつきませんでした。
結局、ロッカーアームの作り直しとシャフト&プッシュロッドの点検、
そしてポンプの再バラしのみでジャンボリーを走りました。
 
結果は症状変わらず…というか、1本走っただけで悪化してしまいました。
翌日クルマを止め、週末にエンジンを割ると…
イメージ 1
案の定、3番INリフターのツバが無い…。
 
これを見てしまってはそのまま組めません。
ブロックとクランクはメクラを全て抜き洗浄&エアブロー。
ヘドロのようになった鉄粉が出るわ出るわ…。
メタルとジャーナルは点検&測定。
幸いにもダメージはありませんでしたが、一応#2000でペーパー掛け&磨き。
 
とO/Hに近い内容になってしまいました。
が、ここまでやったくせにカムは何と再利用…。
状態を見てまだいけるかな?と判断したのがいけませんでした。
結局新調したリフターにWPC掛けただけ…。
 
結果は2週間で出ました。症状変わらず。
最初は新品だから持ったのだと思いますが、減りだしたらあっという間です。
油膜切れも疑いましたが、3番INだけというのはどう考えてもおかしい。
オイルジェットも異常はありません。
Mさんに相談しても、クランクのかき回すオイルは想像以上、リフターが減るほどの油膜切れは考えられないとの事でした。
バルブスプリングの硬さも関係あると思いますが、
やはりこれも1箇所だけというのは変だし、勿論ロッカーの焼き付きもありません。
 
話を進めていった結果、巣のある箇所にしか出ないんだからカムなんじゃない?
という事になりようやくオプションカムを諦める事にしました。
これまでカムの巣はそれ程気にしておらず、あっても油だまりが出来るから良いんじゃないかと思っておりました。
しかし、それは限度を超えるような状態ではNGでした。当たり前ですね…。
カム変更後、8ヶ月になろうとしていますが、症状は全く出ません。
 
ちなみに取り出したオプションカムは…
 
イメージ 2
組んだ時よりもさらに酷く、山も小さくなってます。
 
イメージ 3
もう思い出のオブジェとしてでしか使い道がありません。
 
流れとしては…
 
一昨年のO/H前より巣が進行しつつあった。
        ↓
ニューイヤーの走行会で一気に進行
        ↓
ここで見切りをつけるべきでした。
 
エンジンはまたも前回同様のO/Hとなりました。
但し、この時からメタルの組み合わせをメインをニスモと同じように上下溝切りにして少しでも油膜切れを防げるよう変更しました。
 
イメージ 4
イメージ 5
そしてこの後は昨年のカム交換の記事へと続くのでした…。

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