気持ちが切れないうちに連投です…。
カム交換を終えた後はまたオイルポンプのバラしが待っています。
毎度毎度の噛み込みでギヤ内部の壁は傷が増えておりました。
そこで…
どうせなら一旦シャフトをトロコイドから抜いて全バラしてしまおうと。
作業は順調でした。ギヤもスムーズに回るようになり、今度は良いだろう!
ギヤケースを組み立て、再度シャフトの回りを点検。
しかし、ここで重大なミスを見逃したまま事を進めていたのでありました。
ポンプをセット、配管を済ませ、オイル注入後エンジン始動。
一発始動するものの油圧が上がってこない…。
オプションポンプは最初は上がりにくい事はありますが、
それでも数秒、もしくは軽く吹かせば上がってくる筈。
嫌な予感がしました。まさか…。
恐る恐るポンプを抜くと…
予感的中です。ポンプ駆動のギヤが見事に欠けてしまいました。
ピンと来た方もいらっしゃるでしょう。
原因は…
シャフトのトロコイドギヤへの差込量の不足です。、
エンジンに本決めした際にクリアランスが無くなった結果、
カムだけ回り、駆動ギヤが一発で飛びました。
ツメが甘いというか…完全なチョンボですね。
欠けたギヤはオイルパンに落下。
はい、またエンジン降ろして割りました。
カム側のギヤは無事でしたが、
念には念をという事でまたしても総バラシとなりました。
こんな流れで4~6月の間に3回エンジン組んでます。
貴重なポンプはトロコイドが噛みこんでびくともしません。
情けないです。
がっかりしていても始まらないので…
バネ強化のノーマルポンプを付け、夏の走行会はこれで走りました。
結局オプションポンプはギヤ側が再起不能(多分)となり、
エレメント側だけが生き残りました。
ヤフオクでは出ても高くて買えないし、最新の大容量ポンプも同じ。
時間を掛けてジャンクを探す?厳しいなぁ…。
ちょうどその頃、ところざわでイベントがあったので
駄目もとでチラシを作って持っていきました。
ところが、捨てる神あれば拾う神あり。
何と奇跡が起こりました。
一緒に参加していたB110のNさんから、
エレメント側だけ使えるのがありますよとの信じられないお言葉。
しかも、ジャンクとはいえ貴重なお宝を無料で提供してくださいました。
もう感謝感激としかいえません…。
この年3本の指に入るような、それはもう素敵な出来事でありました。
左側、手持ち。右側、頂いたポンプ一式。
これからギヤ側だけを使用しました。
異なるロッドで多少の不安はありましたが、
予想に反して一発で油圧掛かりました。
というか、前のポンプより良いです。
という訳で、約半年ぶりにポンプを復活させる事ができました。
その後はとても快調です。
Nさん、本当にありがとうございました![]()
