今日は点火の記事です。
昨日晴れていれば大黒のサニーミーティングを見学して記事にしようと思ったのですが、叶いませんでした
Iちゃん、K田君会いたかったです…。

前回点火に関する記事を書いたのはいつだろうと遡ってみたらもう3年も経っておりました。
なんちゃってオプションデスビ…正式にはディスビですが(笑)
三菱のA15ポイント式をベースにダイヤフラムを削除、中にSGセンサーを組み込んだやつであります。ベアリングが入っていればまだ性能面で威張れたのですが、所詮はフルトラ化しただけのニセモノでありました(笑)また、初めての三菱ベースという事もあってか出だしから躓いたりとあまりいい思い出がありませんでした。
そして…
一昨年の年末、終了致しました(笑)
ちょうどマニ変更やブログ放置の頃でしたので書けませんでしたが、今日少し点火の作業を致しましたのでここで書く事に致しました。
発端は一昨年12月27日。出来上がったカムを引き取りにまつおかさんのある横浜へと向かっていたところ、渋滞中に失火…数キロ走った所でエンストしてしまいました。再始動するもすぐに失火→エンスト。以後この繰り返し![]()

帰りにIちゃんからデスビとコイルを借りて交換、ヘロへロになって帰ってきました![]()

思えばこの数日前からキャップの熱がちょっと高いなと感じておりましたが(恐らく測定値以上の進角があった筈)この影響でMDIがパンクしたのだと当初は思っておりました。となると、当然デスビも使えません。キャップを外すとやはり焼けておりました![]()

デスビもMDIを同時に無くした僕の決断は
サニトラのフルトラデスビ+9950のMDIでありました。
単体でも動く純正フルトラというのが理由でありました。
この組み合わせ、街乗りでは特に問題もなく長距離も全く不満は感じませんでした。SGを移動して点火時期を変えずに済む事も非常に大きかったです。
しかし、ジャンボリーの直前になって大きな問題に直面致しました…。
上のフィーリングが良くありません![]()

しかも、同じ永井製にもかかわらずタコメーターが8,000付近で暴れ出します。
実はその前の週までエンジンの慣らしをしておりまして上を回した事がなかったのであります。
色々原因を探ってはみたものの、症状は変わらずでした。
案の定、富士のストレートも以前のような伸びはなく、ただ回っているだけのフィーリングでありました。もっとも、3周目にサイド管のステーが外れて終了致しましたが…(笑)
その後の富士と白糸も同じ状態で走りましたが、白糸の終盤でエンジンストール(笑)
再びIちゃんにデスビとコイルを借りる展開になりました。デスビのコード長が足りずマスターシリンダーにコイルを抱き合わせるという何とも恥ずかしい状態であります(笑)
後日MDIを点検に出すも異常なし(何と一緒に出した9910も無事)
問題はこの時選択したデスビにありました。
シャフトとシグナルローターにガタが生じ、点火時期が大幅に狂い最後はイグナイターがパンクというオチであります。
元々高回転向きでないディスビでは耐久性やイグナイターの設計も違います。
普段乗りという使用状況の下に設計されているのでそれをサーキットで使用するには限界があるようです…。当たり前といえばそれまでですが![]()

もっとも、このフルトラデスビは純正ではなく、社外の新品でありまして純正の品質であれば少なくとも上記のような機械的トラブルの可能性は低いと思います。
それでも、今回色々経験してみてやっぱり9910とSGに戻します。修理に出した永井電子によればJCCAの何台かも同様の症状で相談があったようで、MDI付けて走るなら9910とSGとの回答でありました。どうやら一番は純正イグナイターのアンペア数のようですね…。
と、ここまでが去年の話でありますが、実は現在も借りたままのデスビとコイルで乗っております(笑)
そして本日、新たにSGを組んだデスビを製作致しました。
数年前、モモさんに戴いた日立製A14シングルキャブ用デスビがベースです。
左はその数週間前に富士にて終了したA14インジェクションデスビ。
基本は同じなので全く問題なく進みました。
自分の思い過ごしかもしれませんが、この頃のデスビにSGを組むなら日立の方がやっぱりしっくり来ますし理解もし易い?ような気が致します。
つづく。