TSサニーと聞いてB310と答える人は勿論居ますが、
やはりそれを上回るのがB110であります。
B310はワークスとしての活動も無く、サポートレースという位置付けでありましたが(それでもGCよりサニー目当てでMTやフレッシュマンのTS-1300を見に足を運んでいた人は多かったと思います)B110はホモロゲも長かったですし、出られるレースも多かったし何よりモータースポーツが凄く熱かった時代の車であります。
確かにAE86も素晴らしい車でモータースポーツとは切り離せない名車ではありますが、B110を超えたとはさすがに思えません。勿論ハコスカGT-RやRX-3も凄い記録を持っていますが、エントリークラスからツーリングカークラスまで幅広く国内のモータースポーツで一番活躍した市販車はB110でないでしょうか…。
と、前振りが長くなってしまいましたが、今回はB110サニーのミニカーであります。1/43では過去にピットロード、エブロ、近年ではノレブからクーペのモデルが発売されましたが…
昨年、エニフより発売されたB110(レジン製)のTS3種がなかなかの雰囲気を醸し出しております。何より凄いのが、3台とも実際のレースを走った仕様だという事。当時の資料や関係者さんへの取材で再現されたようですが、これがハコスカやZ、RX-3等の定番でなくサニーでやってしまった事が本当に凄いと思います。エニフさんは過去のAE86が本当に素晴らしかったのでこの後リリース予定のB310にははメチャクチャ期待しております。
まずは定番のアドバンサニーから。
今ではこちらの方がいい雰囲気に思えてきます。
トヨタ自工製ですがそんなのお構いなし
ってオーラがありますね。

チューナーはあの有名な土屋エンジニアリングさん。ドライバーは和田孝夫氏であります。故・萩原光氏のサニーも良いですが、個人的にはこちらですね…。
伝統のアドバンカラーはここから始まりました。


いわずも知れたTS界の大御所、トリイさんのB110であります![]()

ドライバーは後継のB310でもタイトルを獲得した真田睦明氏。B110とB310の両方でタイトルを取ったドライバーさんってこの方だけでしたよね?(間違っていたらすみません…)

左右ミラーの形状違いも再現されております。
ホイールは勿論レーシングフォージ![]()

自分の310にも履かせてみたくて一度ヤフオクにて購入致しましたが、ガンメタのボディと合わず売ってしまいました![]()

今度は白くなったし機会があったら欲しいな…。
ちなみに…先日エブロのB310でショックを受けたシャシー下回りでありますが、
値段という事もありますが、エブロに比べてライト等のパーツを含めて非常に細かく作り込まれているなというのがエニフ製モデルカーの感想であります。

しかもよく見るとシャシー各部品も再現が異なっているという拘りよう![]()

現在アドバンとマルゼンテクニカカラーのB110はJCCAのクラシックカーレースで見る事が出来ます。フォージのB110は現在お休み中(もう一度だけお父様に富士を走って頂きたいです…)TSカップのB310でその雄姿を見る事が出来ます。
この記事で少しでもTSサニーに興味が出た(笑)という方が居らっしゃいましたら是非ともJCCAのイベントにお越し下さいませ。