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FUJI WONDERLAND FES!その⑦

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Gr,C編

僕が初めて富士に行ったのが85年。

友達と電車・バスを乗り継いで富士1,000kmを見に行きました。

初めは雑誌で読んだ知識しかなく耐久はフォーミュラやGCほど速くないと思っていたのですが、スタート直後に凄い衝撃とともに覆りました(笑)

当時はイセキ・アドバン・フロムAの各ポルシェが強く、燃費の良いトヨタが続く展開。日産はスピードはトヨタを上回るもレース中盤にはほぼ戦列から去っているという寂しい状況でありました。

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近年、走るCカーのイベントはニスフェスやGAZOO等のイベントでも見られましたが、メーカーの枠を超えて走る機会はそう多くありません。

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ポルシェ962C。956と合わせるとCカー既定の車両で最も多く販売されたマシンであります。

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この車両、厳密にいえばJGTC仕様になっているそうですがこの際贅沢は無しという事で…。強いて言えばアドバンポルシェが無いならイセキポルシェは見たかったです。

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ドライバーはやっぱりこの方抜きでは語れません。高橋国光さんです。
実は中3の時に国さん宛てに956のイラストを書いた年賀状を送った事があるのですが、後日学校から帰るとポストに大きな封筒が入っていました。
中には僕の名前が入ったイラスト入りのサイン色紙…送り主は何と国さんでした

この方の人柄の良さはもはや有名ではありますが、免許も無いいちファンにこのような気配りをして下さった事が未だ忘れられず今でも大好きなレーサーであります。

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今回走ったCカーで一番感動したのがトムスの85Cでありました。当時展開次第ではポルシェを食える存在でありまして排気量こそ小さいものの、燃費の良さが武器でした。台数も多くトムスと童夢に加え、チームイクザワ、オートビューレック、レイズと5台も参戦していました。当時は日産のCカーがお世辞にもカッコよくなかったので84~85Cは余計にカッコよく思えたものです…。


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今回走ったマシンは正確には85C-Lというル・マン初参戦で12位入賞した車両であり、翌年から大々的にスポンサーを開始するレイトンハウスが最初にスポンサーとなったのもこの時でありました。ちなみに国内ではリアウイングは84Cと同じ二本足の物でした。ストレートよりダウンフォース重視という事だったのでしょうかね…。


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ドライバーは中嶋悟氏。ホンダのイメージが強い方ですがCカーでは84~85年、86年は国際F3000とバッティングしないレースにトムスで走っていました。86年WECでの幻のポールを覚えている方も多いのではないでしょうか。

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今見ても美しいスタイリングです。

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星野一義氏がドライブするマーチ83G。
車名でいうと83年ですが85年の序盤まで走りました。
エントリー車名のシルビアターボCはもはや名前だけであります(笑)
当時長谷見氏のマシンがスカイライン、柳田氏のマシンがZというようにスーパーシルエットの流れだったのかなと思います。もっとも、それならZではなくブルーバードになるはずですが(笑)

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ポルシェやトヨタに比べるとやっぱりどうしてもモッサリ感が否めませんね。
しかし、実はこのマシンを設計したのは某有名なデザイナーだったりします。
あえて名前は出しませんがF1界では物凄~く名の通った超大物な方です

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エンジンはLZ20B、最終的にFJ20に変更されました。全般的に信頼性が低かったので残念ながら個人的にはあまり印象に残っておりません…85Gならまだ幾分マシなのですが(笑)

でも、そんな僕の日産Cカーに対する思いは徐々に応援へと変わり、ついにチャンピオンを獲得するまでに到りました。

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ニッサンR92CP 日産が本気になったら凄いんだと当時心からそう思いました(笑)
R90CPからの快進撃はそれまでのCカーの勢力図を変えたといってもいいかもしれません。

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この車、予選では900馬力以上出ていました 星野氏や長谷見氏はもう二度と乗りたくないそうです(笑)こんな車、普通の人が横に乗ったらあっという間に失神してしまいそうですね…。

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ドライバーは鈴木利男氏。当時はトヨタ⇔日産をよく渡り歩いていて苦労人のイメージがありましたが、最後の国内F3000ではチャンピオン、Gr,A&C、スポットでF1、ル・マン等…ほぼ全てのカテゴリで活躍しました。ちなみにどうでもいい話ですが、僕には鈴木利男氏と同姓同名の従兄弟がおりまして、その流れから利男氏のファン(でもレースではポルシェ956を応援していた)であります。そしてその影響を受けた僕も利男氏のファンになりました(笑)

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これも思い出深い1台…トヨタTS010。
どちらかといえば020の方が知名度は高そうなイメージがありますが、個人的には間違いなくこちらです。92年のル・マン表彰台で一緒に走るはずだった故・小河等氏の遺影を関谷さんが抱えていたのを今でもよく覚えております。


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ドライバーは関谷正徳氏、ジェフ・リースと並んでトヨタCカーには欠かせない方であります。わりと遅咲きのドライバーさんでCカー以降の活躍が凄かった印象があります。僕の好きだったJTCCではタイトルも取りましたしGCの最終戦ではブッチギリの1位でした(笑)

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91C-Vも国内では強かったのですが、この車からトヨタのCカー(といってもこれが最後の車ですが)がガラリと変わりました。世界戦を視野に入れて製作された車でエンジンもこれまでのターボをやめて自然吸気になりました。結果的には2年連続でプジョーに勝てませんでしたが個人的には85Cに次いで好きなトヨタのCカーであります。

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マツダ787B。もはや語るまでもない名車ですね。
車体はJSPC仕様ですがこの同型の55号車こそ、あのル・マン24時間で優勝した唯一の日本車であります。

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ドライバーはミスタール・マンこと寺田陽次郎氏。何とこれまでの出場回数29回
おそらくこの先これを塗り替えるドライバーさんは出てこないでしょうね…。

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100R手前で火を吹く姿がカッコ良かったのですが、撮り手がヘタでして捉える事が出来ませんでした…。また見たいマシンですね。マツダでは他にもラッキーストライクカラーの767とかニコンカラーの737とかありましたね…凄く懐かしいです。

そして最後。参加車中、最も懐かしさを感じた1台は…


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MCSグッピー ムーンクラフトが製作したマシンであります。
エンジンもマツダ、トヨタ、BMWが選べるというまさにプライベーターの為に製作された車でありました。こちらはアルファーキュービックの車両でBMWを搭載しています。

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こんな事書くと怒られそうですが、今見ると凄くかわいいです。
レーシングカーでかわいいという言葉はまず使われないのですが、
懐かしいと同時にかわいいと思わず言ってしまいました…。
正面の写真が無いのが残念ですが、本当にかわいいんです(笑)

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ドライバーはこれまた懐かしの戸谷千代三氏であります。
当時GCにも参戦されておりましたが僕には耐久のイメージが強いドライバーさんでした。
レノマカラーのポルシェ956とかありましたね、もうどんなカラーだったかも忘れてしまいましたが…。

グッピー繋がりでもうひとつ。近くにいたお客さんが言っていた赤池さんどうしてるんだろうねという言葉が非常に印象的でありました…。

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