いやぁ、凄いですよ、今年のカープは。
何が凄いかというと、ます1番は負けっぷり。
25試合終わって9勝16敗借金7の最下位であります。
Bクラスとか最下位とか、3年前までは普通の位置でしたのでここは正直驚いておりません。問題は試合内容であります。
これまで
● 2-4 vsヤクルト 延長11回負け
○ 1-0 vsヤクルト
○ 2-1 vsヤクルト
● 6-7 vs横浜
● 4-7 vs横浜
● 2-3 vs横浜 延長12回サヨナラ負け
● 2-3 vs中日 延長10回サヨナラ負け
● 0-3 vs中日
● 4-5 vs中日 延長12回サヨナラ負け
● 1-2 vs巨人 延長11回負け
○ 3-2 vs巨人
○ 1-0 vs巨人
○ 7-2 vs阪神
● 3-4 vs阪神
● 0-1 vsヤクルト
○ 1-0 vs中日
● 2-3 vs中日 延長11回負け
○ 5-0 vs中日
● 3-6 vs巨人
● 0-1 vs巨人
○ 11-3 vs阪神
● 0-6 vs阪神
● 0-1 vs横浜
○ 9-2 vs横浜
● 0-1 vs横浜
もう少し簡単に書くと
負け試合
1点差=11試合
2点差=1試合
3点差=3試合
6点差=1試合
いかに接戦に弱いかがよく分かります。
昨年のこの時期は神懸り的な勝ち方もありましたが、こういう試合をほぼ手中にし、延長戦では負け無しでありました。それが今年は全く逆であります。
更に酷いのが開幕1ヶ月少々というのに早くも完封負け6回、さらにそのうち0-1が4回と暗黒時代に引けを取らない、いやいや、当時と現在の戦力を考えるとそれ以上に思えます。
セ・チーム防御率2位 2.28 (セ・パで見ても2位)
野球は投手力と昔から言われております。
上記の防御率で見れば少なくともAクラスに居れる数字であります。
が、どうやら今のカープはこれが当てはまりません。
これまでの得点 69(1試合平均 2.76点 両リーグワースト)
これまでの失点 67(両リーグ2位)
いかに投手陣(特に先発)が頑張っても点を取らなければ負けです。
昨夜の祐輔も火曜日の大瀬良も負けを付けるには可哀想な内容でありました。
マエケンも一昨日は勝ちましたが、それまでは
7回2失点 勝ち負け無し
7回2失点 勝ち負け無し
7回無失点 勝ち
8回1失点 完投負け
7回1失点 負け
と、先発の役割を十分果たしているにも関わらず見方の援護無く1勝2敗という悔しい結果でありました。
本当に打てない打線。いや、繋がらないから線とは言えないか…。
逆に勝った試合といえば
8点差=1試合
7点差=1試合
5点差=2試合
1点差=5試合
僅差5試合は全て先発が頑張って試合を作った試合、
大勝4試合はエラー絡みもしくは、相手ピッチャーの不調、失礼な表現ではありますが1.5~2軍級ピッチャー、その後登板した敗戦処理ピッチャーを打ったといういわば死○を蹴ったような得点であり、エース級を攻略して得た得点が殆どありません。
甘い球は見逃しク○ボールを振って三振、早打ちで当てたと思えばボテボテゴロにポップフライ。攻撃時間はサクサクと進み相手ピッチャーを助けております。
負ける時は僅差、勝つ時は大勝
これは正に弱いチームの象徴であります。
何故1年でここまで落ちてしまったのか。
エルドレッドが離脱した事も原因のひとつだと思いますが、
菊池と丸、ロサリオに対する各球団の研究が進んだ事もあると思います。
ただ、もっとも大きな理由は首脳陣でしょうね。
新任監督の上にコーチ陣も半分以上配置換え。オープン戦を見ていて不安になっておりましたが、案の定チーム崩壊。ノムケン前監督が5年掛けて作り上げてきたチームがたった数ヶ月でこれです。
前監督の残した財産を継承しつつ機動力野球も取り入れると緒方監督は就任時に言っておりましたが、現状ほぼぶち壊しているのでは…。昨年後半特に浮き彫りとなったここ一番での勝負弱さを克服どころか、機動力野球を掲げバッティングより走塁に重点を置いたキャンプ。で、蓋を開けてみれば昨年以上の貧打、力を入れていた走塁に至っては盗塁成功率5割以下。更には目を覆いたくなるような牽制死&盗塁数はリーグ4位と本末転倒な結果に。挙句の果てにはエラー増加とファンも呆れるばかりであります。
あと選手起用方法もどうなんでしょうか。前監督も右、左と分かり易いオーダーを組んだりしておりましたが、ここ一番での代打策は素晴らしかったですし接戦では野手をフルに使い総力戦で挑んでおりました。それが現監督になってからはどうでしょう…殆ど動かず。控えの選手が代打で一度も出ないまま0-1敗戦とか素人のファンから見ても信じられません。
それと、数少ない同点、もしくは勝ち越しのチャンスでタイミングが合っていない3打席凡退のバッターをそのまま打席に送るとかいう光景、もう見飽きました。
何の為の切り札(代打)???
昨夜は珍しく動きましたが、、、
9回裏0-1のビハインド、代打天谷ヒットでノーアウト1塁
ここはまず同点ですよね。なのに代打はルーキー野間。
ここはバントの上手い梵で良かったのでは?
野間が悪いというのでは無く、もし使うにしてもここはバントでしょう。
結果は強行策でレフトフライ、ランナー進めず。
この日ここまでチーム全体で3安打ですよ? 連打が出ると思ったのでしょうか?
その後ボークで2塁へ進んだ事を考えると送っていれば1死3塁でありました。
結果的に広輔、菊池連続三振で終わりましたが、
もし1死3塁であればワイルドピッチや捕逸等の可能性もあったかもしれません。
相手にプレッシャーを掛けられなかった時点でもう勝負あったなと思いました。
それに対しベイスターズは対照的、1点リードでも積極的に代打や代走を出しておりました。結果的に昨夜は成功しなかったものの、今年のベイスターズの好調さはこの辺りにもあるのかなと感じます。
1点差、特に0-1での敗戦は監督の差といいます。
緒方さん、僕は選手時代あなたのファンでありましたが、叩かれるのは見ていて辛いですしこれ以上同じ采配で負け続けると僕もあなたを嫌いになってしまいそうです。これでは莫大な額を蹴って戻ってきてくれた黒田があまりにも不憫でなりませんし、マエケン、ジョンソン、福井、大瀬良、野村といった他の先発陣も可哀想です。
今週末、神宮に行きます。
黒田は週末登板と踏んで土日のチケットを買いましたが、
何と今シーズン初めて金曜の登板…。
正直見れなくて残念ではありますが、ジョンソン&福井を見れる嬉しさもあります。
選手が、そしてファンが一丸となれる試合が出来るよう、
選手達とコミュニケーションを取って欲しいと思います。(自分には正直取れているように見えません)
その上でもう少しブレの無い采配、そして全員野球をしてください。
その結果で負けるのなら文句は言いません。
それだけカープが好きなのだから。